ハイブリッド

JUGEMテーマ:住宅


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右京区・Uさんの家で試験的に杉の梁を取り入れてみましたが、引き続き南区・Hさんの家でも
継続して杉の梁を使わせて頂くことになりました。

しかし、前進を止めない住暮楽の家づくりは、前回と全く同じでは終わりません
今回はさらに一歩進んで、ベイマツと杉、桧の3つの樹種をハイブリッドで使用することにしました

さらに、前回建販さんにアドバイスを頂いた通り、梁材の乾燥状態について全数検査を行う際、
棟梁の磯部さんを連れて行き、その場で木の選定と番付けを行うことに。

という訳で、再び鳥取県は智頭町の智頭町森林組合さんにお邪魔してきました〜
DSC_9959.jpg
ベイマツ、杉、桧のざっくりとした特徴は以下の通りです。

<ベイマツ>
 輸入材で最も安価。樹種の特性は国産赤松とよく似ていて硬さや強度は桧以上。
 ただし、シロアリなどの食害には弱いので使いどころに注意が必要。
 広島県の中国木材という会社が1社で日本国内のベイマツの約60%を輸入していて、
 人工乾燥を行い出荷している。大量生産の結果、乾燥度は安定しているものの、
 ベイマツが本来持っている色艶は若干犠牲になっている。

<杉>
 日本全国津々浦々の山に植えられている国産材。戦後一斉に植林された物が、10年程
 前から使い時を迎えているにも関わらず、ベイマツや集成材に押されて使用量は伸びず、
 各地で花粉被害をもたらす厄介者の扱い。
 桧等に比べて成長は早いが、その分やわらかい。本来梁などの横架材には向いていない
 程にやわらかい。冬季、雪の重みで枝が折れやすいので、そこから虫や雑菌が入って
 節が腐り、やわらかい上にさらに構造的な弱点となる。価格はベイマツよりやや上。
 
 全国どこでも植えられている分、地域によって品質の管理に大きな差がある。材の
 乾燥度は業者によってまちまちであるが、技術的には桧より安定して乾燥させる
 ことが可能であるとされている。

 やわらかい分、床材などにした場合は膝や腰に優しく、吸湿性が高いので湿気の多い
 季節でもさらさらと触り心地が良い。天然乾燥の杉は赤身の部分が見事なピンク色で
 非常に美しい。

 1本1本の個性が強く、そこが悩ましいところであるが、杉の持つ独特の魅力ともなっている。

<桧>
 強度、見た目、香りの全てに優れる優等生。強度的にはベイマツ≧桧>>>杉。
 心材は硬く、シロアリなどが忌避する成分を多く含んでいるため、虫害に会いにくい。
 価格はかつて杉やベイマツと比較にならないほど高価であったが、建築需要の減少と
 輸入材・集成材の勢いに押されて下降しており、一般的にも扱いやすくなってきたが、
 未だに高価である。

 杉に比べて成長が遅く、梁材などに使用できるサイズになるには60〜70年程度
 要する。(杉は50年程度)杉に比べて手入れが行き届いている場合が多く、雪の重み
 で枝が折れることなども少ないので、品質は概して安定している。

 「総桧造り」は豪華な和風建築の代名詞であるが、裏を返せば桧が構造材としても、
 仕上げ材としても優れており、どこにでも使用できるということを表している。
 高価なことと、優等生過ぎて面白味に欠ける点が弱点といえば弱点。

このように、樹種が違うと、建材としての特性もまた違うものなのです

化粧柱を選定中の磯部さん↓
DSC_9969.jpg
杉・桧・ベイマツは、三者三様のメリット・デメリットを含んでいるので、どれを選ぶかは
非常に難しい問題でした。

でも、別に分けて考える必要も無いんですよね。
適切な場所に適切な材を使うということで

問題は、それらを組み合わせた時の見た目がどうなるか、ということでしたが、
それは乞うご期待!(Hさんの家は先日上棟しまして、既にハイブリッドの様子が見れます)

柱に続いて、梁の全数検査と番付けを行います↓

「番付け」とは、材料を使う箇所の指定です。
木造の家は平面上、方眼のマス目を描くように梁を組み上げます。
その際、一般的にX方向をイ、ロ、ハとし、Y方向を一、二、三とします。

そうすることで、例えばY方向の梁であれば、「イ通りの一番から四番」
X方向の梁であれば「三番通りのホからヘ」、柱であれば、トの七番といった感じで
使う箇所や方向を指定したり、特定することが可能になる訳です。

「真っ先に」という意味で「いの一番に」という言葉を使うことがありますが、
木造建築から来ている言葉なんですね
DSC_9977.jpg
番付けを行うメリットは、見た目の良い材料を目立つところに持って来ることができることと、
材料の反りを見て、荷重がかかった時に水平となるよう上下の方向を指定できること。

この2つのメリットは、そのまま「手刻み加工」のメリットとも言えます。
機械で構造材の仕口加工を行うプレカット工法では、材料1本1本の特性を見極めて
使う箇所や向きを選ぶことができませんでしたが、プレカットの前に大工さんが番付け
を行うことで手刻みに近いクオリティとすることが可能になるのです。

これは建販さんが生み出されたノウハウですが、とても素晴らしいやり方です。
全国には凄い工務店さんがおられますね…

1本1本の含水率をはかる峠さん↓
DSC_9974.jpg
梁の加工が行われる前の材料はある程度余裕を持った長さで作られています。

下の写真は、節の位置や、干割れ、傷を見ながら、一番良い場所でカットしてもらうため、
必要な長さを測っているところです↓

こうした小さな積み重ねは、家が完成した時にクオリティをさらに上げてくれます。

丁寧な家づくりをさらに一歩進めて、より良いものが作れるように、住暮楽は小さな
歩みを続けています

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